2019.01.21こども教育保育学科

[尚志塾]活動報告:小学校体育指導の研修会(2018/12/6)

「尚志塾」は、こども教育保育学科の中で小学校教員をめざす学生たちの有志が作ったサークルです。あこがれの小学校の先生を目指し、毎週集まっては、教員採用試験へ向けた対策や、授業研究などをおこなっています。

昨年12月6日には長崎市立川平小学校の西依貴志先生を講師としてお招きし、小学校の体育指導の在り方について研修する機会をいただくことができました。お忙しい中、実践を交えながらの楽しい講習をしてくださった西依先生、本当にありがとうございました。

尚志塾顧問 原田康英
(こども教育保育学科)

参加学生の感想

こども教育保育学科3年 森山愛結里

体育科の授業作りについて、ソフトバレーボールを通して講話をいただきました。授業作りについて、体育科だけでなくどの教科においても「児童に何を学ばせたいか、何を身につけさせないといけないのか」ということを基に構成していくことが大事であると学びました。最終的な目標のために、何から指導するのかという考え方を教えていただき、体育科の授業作りの仕方が分かりました。

体育科の実技では、児童の身体能力の差が顕著に見られると考えます。そのような中で、みんなが活躍できるよう教師が工夫したルール提示、またはチーム戦であれば作戦を考えることやルールを工夫するなどして、児童と授業をつくりあげることで楽しく体育ができるということについて実践を通して感じました。今回の学びは体育科だけではなく、他教科にも活かせることであるため、今後に活かしていきたいです。


こども教育保育学科1年 飯野早紀

私は1年生のため小学校の指導案などをまだ書いたことがなく、今回は何も分からない状態からお話を聞かせていただきました。その中で気づいたことは、保育所や幼稚園の指導と似ており、教員はこどもたちに何を学んで欲しいのかを考えて子どもたちと接するということです。

しかし、小学校はそれだけではなく、特に体育の授業では、身体を動かすことを楽しむとともに自分たちで考えさせることも取り入れなければならないことを学びました。そのためには活動の中に教員がルールを加えたり、言葉かけをしながらも子どもたちがいかに楽しいと思える授業を作り上げるかが大切だと感じました。

今回は実戦形式で子どもの立場にも教員の立場にも立ち、授業の内容について考えることができました。今回学ばせていただいたことを糧に様々な学習の場、経験を積み重ね、子どもの一番の理解者となれる教員を目指して今後も努力をしていきたいと思います。


こども教育保育学科2年 林 朋佳

今回、体育の指導の仕方を教えていただくまでは、児童が楽しみながら活動をしていくことが大切だと思っていました。しかし、それだけではなく、教師は基本的な運動能力を児童に身につけさせ、学びにつながる授業を展開させながら、児童が楽しく学べる環境を作ることが大切だと学ぶことができました。また、授業の学びが日頃の生活につながるとともに、日頃からの取り組みがよりよい授業を展開できることにつながっていくことが分かりました。

児童の発達や運動能力の個人差、教師自身が学習指導要領に基づいて子どもたちに何を学んでもらいたいのかを考慮し、教師が主体となる授業ではなく、児童が主体的に「学びたい」「やりたい」という気持ちが芽生える声かけや援助ができるようにしたい。そのために、さらに大学での学びを深め、どのような授業展開をしたらよいのか、これから自分自身でも考え、教育者を目指す仲間と共に試行錯誤を重ねていきたいと思います。


こども教育保育学科2年 吉松 秋

今回の研修会では、体育科の授業について現場で活躍している先生から様々なことを学びました。学習指導要領をもとに授業をつくる上で、全員が楽しむことや安全に注意することはもちろん、教師が児童の運動量が自然に増えるようなルールづくりの工夫をしたり、活動をよりよくするために児童が新しいルールを考えたりできる授業展開が大切だと分かりました。そのためには、教師は児童の様子をよく観察し、児童の声を拾うことが大切だと感じました。今回はソフトバレーボールをしましたが、これらは他の競技にも共通して言えることだと思います。

また、体育科以外についても、大学生のうちにしておいた方がいいことや、現場に出た時に有効な言葉などの話も講師の先生の経験から聞くことができました。今回の学びをこれからの大学生活や現場で生かせるように、もっと力をつけていきたいと感じました。


こども教育保育学科3年 上野睦未

今回の研修を通して、授業構成や用具の準備?後片付けの仕方など、たくさんのことを学ぶことができました。その中で私が特に印象に残ったのは、児童全員が競技に参加して深い学びをするためには、ルールを工夫するということです。

例えばルールを難しくしたり、新しいものを付け加えたりすることで、チーム間で作戦を立て、児童同士で学び合うようにと導く。発言する児童が決まっているチームや話し合いが進まないチームには教師が支援に入る。時には他のチームの取り組みについて聞き、全体で共有する。

今まで漠然と捉えていた体育の授業において、主体的?対話的で深い学びができる授業構成とは何かについて考えることができ、とても充実した時間を過ごすことができました。


こども教育保育学科1年 江崎みなみ

今回の尚志塾の活動では川平小の先生に体育の指導法について実践を通して学びました。他の主要教科の授業もしたことが無く、まして体育の授業など想像できていませんでした。

今回一番印象に残っているのは、指導要領から逸脱しなければ授業は失敗しないという話です。これから大学や課外で学び、沢山の経験や知識、技術を持っても指導要領という前提は守らなければないことを再認識しました。これは他の教科でも当てはまることであると思いますし、これから指導要領を読みこむ必要があると感じました。

それから、体育の試合の難易度を変えていく工夫や、子供たちのよりよい試合運びへの探究心を揺さぶり、得意な子どもも苦手な子どもも楽しめるルール設定が大切であると感じました。教師になったら、子どもたちの様子を日頃からしっかり観察し、信頼関係を築いていきたいと思います。


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