地域包括支援学科では、社会福祉士の国家資格受験資格の取得を希望する学生に対して、「相談援助実習指導」及び「相談援助実習」という科目を開講しており、夏期休暇中には配属実習を行います。実習前は、現場の先生をお招きし、実際の福祉現場における振る舞い等について、マナー講習を実施します。
7月11日(水)に実施した今年度のマナー講座では、昨年度に引き続き、福祉型障害児施設の柏木伸子先生(長崎第四慈光園あすなろ 園長)を講師としてお招きしました。
実習現場から求められるマナーとは
まず、実習に臨むにあたって、現場の求める実習生としてのマナーとは、職員としてのマナーを理解することに加えて、現場で働くということがどのようなことなのか考える必要があるというご指摘がありました。
さらに、どの程度実習に対して具体的なイメージができているかということを学生に問いかけられ、緊張も高いと思うが、実習指導者に安心して身を任せる勇気を持ってほしいという温かいお言葉をいただきました。
実習では社会人としての行動が求められます
また、マナーの5原則である身だしなみ、表情、挨拶とお辞儀、正しい言葉遣い、態度について具体的に詳しくご説明いただくとともに、福祉の現場で働くということは、社会人として、大人としての行動が求められること、責任が生じるというお話をしいただき、実習生には、学生としてではなく、社会人としての行動が求められるという助言をいただきました。
そして、これらのことを実践するには、日ごろの自分の行動を見直し、成長?発達する姿勢を示すことが重要であると教えていただきました。
マナー講習会を受けて
講義終了後は、学生より「緊張すると、挨拶や振る舞いがぎこちなくなってしまうが、どうしたらよいのか」、「実際に利用者の方とかかわる際に気をつけなければならないことはなにか」など質問があり、柏木先生からは一つひとつの質問に具体的に丁寧にご回答いただき、学生の実習前の不安も和らいでいるようでした。
実習前にどのような態度や姿勢で実習に臨むべきなのか、大変貴重なお話をお伺いすることができました。