「精神保健福祉援助実習」は、精神保健福祉士の受験資格の取得に係る実習です。本学では、3年次に障害福祉サービス事業所、4年次に精神科医療機関で実習を行います。
4年次の実習は夏期休暇中に実施され、現在は実習計画書を作成しています。例年、学生より精神科病院における精神保健福祉士の役割がイメージできないという声がありましたので、今年度からの取り組みとして、実践現場の方からの講話を聴き、実習計画書作成の参考とすることを目的に、事前学習会を開催しました。
講師として、本学卒業生である道ノ尾病院の精神保健福祉士の沖平さん、酒井さんにお話をお願いしました。ご自身が学生の頃のエピソードを交えながら、精神科医療機関における精神保健福祉士の役割について具体的にわかりやすく説明をしていただき、学生も大変参考となったようです。

学生の感想(一部抜粋)
- 学生のころと就職した後の精神障害のある人への印象の変化をお話ししていただき、実習に対する恐怖感が薄れ、実習に対してやクライエントとかかわること、職員の方とかかわることに関して前向きにとらえることができた。
- 講話を聴き、重要だと感じたのは「クライエントの意向を尊重すること」である。多くの業務がある中でもクライエントと信頼関係や援助関係を築き、本人の意思を丁寧に引き出すことが求められることが分かった。実際に行われた退院支援の流れの話が印象に残っており、クライエントの意思を尊重することや地域の中で安心して暮らしていくためにはどのようなことが必要か、多くの学びを得ることができた。
- 精神科病院の精神保健福祉士がどのような業務をしているのか、大学の講義で学ぶことはあったものの、具体的にイメージすることができなかったため非常に勉強になった。精神保健福祉士は受診?入院時から入院中の援助、退院に向けた支援や退院後の生活まで長期にわたってクライエントに伴走的にかかわり、その人らしい生活を支えているのだと感じた。それは、クライエントを生活者として捉えるという精神保健福祉士特有の価値観に基づく実践であると感じた。
担当:吉本







