2025.01.06言語文化情報学科

滝澤教授がKTNニュースでスペインの修道院に保管されている26聖人の遺骨に関して解説(2024/12/23放送)

長崎純心大学の滝澤修身教授が属するスペインの研究チームが、スペインのアンダルシーア地方にあるフランシスコ会ロレト修道院において、1597年に長崎の西坂で殉教した26聖人のものと考えられる2体の遺骨を2023年に見出しました。

二十六聖人の遺骨が納められている聖櫃

同修道院に保管されてきた16世紀の上記の遺骨に関するスペイン語で記された証明書を解読した滝澤教授。26聖人の遺骨は、16世紀後半にフランシスコ会士リバデナイラによって、フィリピンから同修道院に運び込まれたことを明らかにしました。

滝澤教授は、「当時スペインにおいては、ロレト修道院は重要な役割を担っていた。そこで、二十六聖人の何名かの遺骨がこの修道院に運び込まれた。二十六聖人の内6名はフランシスコ会士であり、今後の長崎のキリシタン研究は、フランシスコ会を始めとするスペイン系修道会と同町との関係性を深く追求する必要がある」と主張しました。

 

2024年12月22日には、スペインのアンダルシーア地域のテレビ局カナル?スールが「スペイン?長崎の交流史」を同国において放映しました。この番組においても滝澤教授は、長崎のキリシタン史の解説を行いました。