2024.11.06文化コミュニケーション学科

令和7年度 公立学校教員採用選考試験 結果報告

令和7年度の公立学校の教員採用試験 (中学校?高等学校) に関して、文化コミュニケーション学科の学生11名が見事合格しました。内訳は以下の通りです。

長崎県 高等学校(英語) 2名合格
中学校(英語) 3名合格
中学校(国語) 5名合格
福岡県 中学校(国語) 1名合格

 

今年度も多くの先生方 (外部講師も含む) や卒業生にご協力いただき、現場の声を踏まえた面接練習を行うことができました。また、夏休み中に学生が各自で集まり繰り返し面接対策に熱心に取り組む様子も見られました。

来年度以降も大学として教員採用試験対策に関して十分なサポートを続け、多くの学生が教員採用試験に合格することを目指していきます。

そして、長崎純心大学卒の教員と学生との交流を一層強化できればと思います。

学生からのコメント

滝口聖さん (長崎県高等学校英語合格)

教員採用試験対策にどのように取り組んだか

一次試験対策では、自分が受験する県の過去問だけでなく、他県の過去問にも取り組みました。特に、間違えた問題については、「二度と同じ間違いをしない」という強い意志を持って、徹底的に復習しました。専門教科については、1年生の時から授業で英語による意見交換の練習を重ねてきたため、自信を持って取り組むことができました。

二次試験では、様々な先生方にご指導いただき、面接や模擬授業の練習を重ねました。そのおかげで、本番では予想外の質問にも落ち着いて対応することができました。対策期間中は、不安に押しつぶされそうになることもありましたが、先生方の励ましや、友人同士で励まし合うことで、夢を諦めずに努力を続けることができました。

今回の試験を通して、教員採用試験対策のために貴重な時間を割いてくださった先生方や、共に試験を乗り越えた仲間たちとの出会いに、心から感謝しています。

どういう教員になりたいか

様々な人々が共存する現代社会において、生徒の多様性を受け入れ、一人ひとりの考えや気持ちを大切にできる教員を目指しています。授業では、生徒一人ひとりとしっかり向き合い、それぞれの学力や特性に寄り添った指導を心がけたいと考えています。また、生徒が英語を嫌いにならないよう、興味を引きつける授業を展開できるよう、常に努力を続けていきたいと思います。

真崎拓実さん (長崎県中学校英語合格)

教員採用試験対策にどのように取り組んだか

教員になるという中学校からの夢を果たすべく、まずは1次試験の対策に取り組み、たくさん過去問を解いて試験問題の対策を行いました。同じく英語の教員を志す純心大学の仲間と集まって演習を重ねました。その甲斐もあって自信をもって1次試験に臨むことができました。

2次試験に向けては、純心大学の英語教育の先生方や教職の仲間と模擬面接を重ね、二次試験の対策を行いました。他の大学では2次試験の面接対策を学校の先生方が見てくれるということは少なく、この2次試験の対策への手厚さは純心大学の教職課程の強みだと思います。先生と仲間とともに徹底的に対策をできたおかげで面接本番も程よい緊張の中、英語教育に対する考えや教員への思いを存分に伝えることができました。

1次試験と2次試験を通して感じたことは先生方、そして仲間と協力して同じ目標に向かって努力できる環境が整っているところが純心大学のよさだと思いました。決して人数は多くはないですが多くないからこその結束力があり、試験に向けて大変なことも多いですが、きついときにはお互いに励ましあいながら乗り越えることができました。

これからは英語教員として多くの生徒に英語を心の底から楽しんでもらえるような授業をして、生徒の英語力の向上を目指して頑張ります。

柴内敬都さん(長崎県中学校国語合格)

教員採用試験対策にどのように取り組んだか

1次試験の勉強では、まず過去問を解いて傾向をつかみ、過去出題された法規や人物、キーワードをすべてリストアップし、今年出題されるであろうところに目星を付けました。間違えた問題はすぐにノートにまとめたり、専門試験対策では重要な部分を集約した参考書を自分で作成したりしました。それらを常に持ち歩くことで「勉強時間ゼロ」の日がないよう、時間を有効的に使うことに努めました。

2次試験に向けては、面接で語れるエピソードを人よりも多くもち、そして経験から語れるように、面接練習や模擬授業での取り組みの成果と課題、教育に関するニュース、日々の生活の中で感じたことなどを日記に記していました。その中で、自らの教育観や指導理念、教職に就くということと深く向き合うようになったのは、私の中で大きな変化であったと思っています。また、仲間の存在は一番の原動力となりました。信頼している仲間だからこそ、様々な視点や意見を得ることができ、その積み重ねは自信につながりました。

不安に押しつぶされそうなときもありましたが、同志の仲間たちに感化されて夢を叶えることができました。今の自分があるのは、ここで出会った大切な存在がいるからだと心から感謝しています。

どういう教員になりたいか

4月から教壇に立つにあたって、私が目指す教師像は二つあります。第一に、「愛のある厳しさをもった教師」です。教育には、時として厳しいことを言わなければならない場面が多くあります。しかし、それが生徒の心に響かなければ意味がありません。ただ厳しく叱ったり、自分勝手な厳しさを正当化するのではなく、生徒の成長を切に願い、将来を見据えた上で、「今この瞬間に言わなければならないこと」を勇気をもって言いたいと思います。第二に、「授業で勝負する教師」です。教師にとっては失敗しても次がある授業ですが、生徒にとっては人生で一度しかありません。その大切な時間を「できた」「わかった」「楽しい」と喜び合い、笑顔あふれるものとなるよう、学びの成果が生徒一人ひとりに還元される授業を実践していきたいです。