福祉?心理学科、1年次必修科目の「地域包括支援論A」の授業で「自らのストレングスに気づく」の授業を行いました。
授業では、「偏愛マップ」の作成を行い、自分の好きなこと、好きなモノなどを紙一杯に書きました。短い時間だったため、「書ききれない」や「時間が足りない」、「もっと書きたい!」などの声が聞かれました。
その後、「偏愛マップ」を活用し、クラスメンバーで交流をしました。そこでは、共通の好きなことを見つけ、その話題で盛り上がり、笑い声と笑顔があふれていました。
そして、ストレングスでは、自分自身や周りの環境の長所や強みを書き出し、見える化し、自己理解に努めました。さらにリフレーミングを通して、自らのネガティブな部分をポジティブに捉え直すことの意味を理解していたようです。
受講した学生の感想
受講後の感想では、自分自身のストレングスへの気づきやリフレーミングする意味について、多くの学びを得たと感想が寄せられました。
- 自分は、頑固で飽きっぽくて心配性だと思っていたけど、リフレーミングを行い、自分の悪い部分と思っていたことが強みになるということ。偏愛マップを作成する時に、10分では描き足らずまだかけるのにと思ってしまうぐらい、自分の好きなこと、好きなものがあり、それを自分自身で理解していること。これらのことに気づくことが出来ました。
- 自分の強みやネガティブなことをポジティブにかけることによって改めて自分自身を見つめ直して考えることが出来ました。今日の偏愛マップやリフレーミングを親身に受け取り、考え方をポジティブに変えようと思いました。
- 私はストレングスの時に自分のいいところが思いつかずネガティブなことしか思いつきませんでした。でもリフレーミングを行うことで自分の短所だと思っていた事が長所になりました。考え方を変えるだけでもっと自分を好きになれることが分かりました。
- 偏愛マップは初めて書いてみて、自分は好きなことがたくさんあると知りました。友達と話していく中初めての人でも好きなことを話すことでその人のことを少しでも知ることができてとても良かったです。ストレングスを書いてみて、環境のストレングスはとてもたくさんあることを知ることができました。普段何も考えていないけど自分のまわりはいろんないいところがあってそれを知ることができて良かったです。リフレーミングではネガティブをポジティブに変えることはとても難しかったけど班になって話す時に友達が教えてくれてとてもうれしかったです。
- 偏愛マップでは共通点がないと思ってた人でも偏愛マップによって小さな共通点がみつかって話をすることができたから良かった。ストレングスでは考えて書いてみることによって多くのストレングスをみつけれた。リフレーミングでは自分ネガティブなことをポジティブにリフレーミングするだけで、自分に少しだけ自信がつくなと思った。
- 偏愛マップやストレングスについて書き、自分が今何が好きなのか意外と沢山あることに気がつき、改めて考えると今まで気にしてこなかったとこに、ここはいい所、強みかなと気づくことが出来ました。またリフレーミングによって自分がマイナスな部分だと思っていたことが言い換えてみたら自分の強み、自分らしいところなのかなと気づきました。
- 自分が好きだと思っていることに関して、なかなか「私もすき!」と言う人に出会ったことがなかったので、寂しい気持ちになっていましたが、今日初めて同じ好きな物がある人に出会えて感動しました。また、ネガティブなこともポジティブに捉え直すことで自分の長所にすることができるということを知ることができ、とても良かったです。クライエントさんと接する時も同様で、どんな特徴も焦点を当ててよく観察しその人の能力だと捉え直すことがとても重要だと学ぶことができました。
- 偏愛マップを作成し、それを見あいながら話すことで今まであまり話せなかった人とも会話が盛り上がってとても楽しかったです。思っていたより様々な人と共通点があり驚きました。偏愛マップは10分では描き足らず、みんなまだ余白が沢山ありました。なので、これを機にこれからたくさん話してみんなのことをもっと知りたいなと思いました。また、自分の弱みをリフレーミングして肯定的に表現する際、私はとても悩みました。グループの子たちが上手に変換していてとても良い刺激を受けました。偏愛マップやストレングス、リフレーミングなどはその人の好きなものが分かりやすく、その人の強みの発見が容易になると思いました。
- 自分の偏愛マップを作ることで自分の好きなものや自分が大切にしているものを再確認でき、人と共有することでその人の好みを知ることができ、たとえ同じ趣味であっても好きな理由や目の付け所等の違いがあることを知ることができた。また、今日のように純粋に自分を誉められたり相手を誉めたりする機会はあまりないためとても新鮮でたのしい体験ができた。どんな人であっても好みや得意不得意はそれぞれ存在し、考え方を変えれば短所も長所と捉えることができることを学んだ。
- 今日の授業を通してグループワークを行ってみて周りの自分自身のことを知ることができ、共感できるところが沢山ありました。そこで新たに嬉しい感情が上がりとても楽しかったです。ネガティブをポジティブにかえるところについては自分が変えることが難しい時に周りが優しく接してくれたりアドバイスをくれたりなど自分を見つめ直すことができました。この授業を通して今後考え方を変え、色々な考え方や行動があると思いました。
- 自分自身をわかったつもりでも一部しか見れていなかったことに気づきました。偏愛マップでは、意識していなかった自分の好きなものに気づけましたし、リフレーミングでは自分の短所だと思っていたところが場面が変わると長所になるということも学ぶことができました。偏愛マップでは、普段関わらなかった人達とも、交流することができました。また、普段喋っている友達の新たな一面も知ることができて今後の話の話題にもなりました。このような授業以外では、自分も他人もみたい部分、認識している一部の情報でしかやり取りがないのだと感じました。その上で他人と関わる際に見えている部分だけで、その人達に無意識にレッテルを貼らないように気をつけたいとこの授業を通して思いました。
- 今日の講義では、偏愛マップやストレングス、リフレーミングをグループ活動を通して行うことにより、自分自身についても見直したり考えたりすることもできたし、友人の好きなもの、いいところを知ることで視野も少し広がったように感じました。ストレングスを書いていた時に、先生にこれいいねって声をかけていただいて、そこで自分の長所であると人に認められた気がしてとても嬉しかったです。自分に自信を持つことは難しいし、自分自身を理解することも難しいことだけど他者の意見も取り入れつつ自分のことを一つでもいい言葉やイメージに変換することができたら、これから生活していく上でもっと楽しく気楽に生活できるのではないかと思いました。半年後、1年後にもう一度自分自身で偏愛マップを作ってみて今回の授業で出た自分が興味を持つものとの比較もしてみたいと思いました。
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