2024.06.07地域包括支援学科

「ソーシャルワーク演習Ⅳ」等で外部講師(長崎市地域コミュニティ推進室)による授業を行いました(2024/5/15)

2024年5月15日(水)、地域包括支援学科の科目「ソーシャルワーク演習Ⅳ」にて、長崎市地域コミュニティ推進室の皆様を講師としてお招きし、「長崎市における地域コミュニティ活動」についての講義が行われました。

講義では、長崎市が直面している人口減少や少子高齢化により、地域のつながりが低下し、さまざまな地域課題が浮き彫りになっている現状について学びました。そこで、地域のつながりを支えるための取り組みとして、地域の団体同士の連携を強化する「地域コミュニティ連絡協議会」の設立が進められていることが紹介されました。

4月にフィールドワークを行った川平町を具体例として取り上げていただき、3回のワークショップに学生たちが参加し、川平町のまちづくり計画や将来像の検討が行われてきたことが紹介されました。

また、他の地域における多世代が交流する地域活動も紹介され、地域のつながりを支える活動の重要性を再認識する貴重な機会となりました。

学生の声

  • 人口減少や高齢化が進んでいることで、地域における人間関係が希薄化し、地域住民一人ひとりが自分が生活の拠点としている地域の状況や課題に気づきにくい現状になっていると思う。だからこそ、地域の中で、住民同士がつながりをつくること、地域の課題の中で解決することが求められているのだと学んだ。長崎市内では世代を超えた児童から高齢者までが交流、助け合う場や機会が多々あることを知り、私はそのときだけの関係で終わってしまうのではなく、長く続く地域生活の中で、何かあったときにも支え合うことのできる将来性のあるつながりだと感じた。
  • 地域コミュニティがこんなにも長崎市内で展開されているとは知らなかったため、その驚きと同時に自分の住んでいる地域を知る事の大切さを学んだ。少子高齢化が進む中で、できない事に目を向けるのではなくこの状況だからこそ、できる事に目を向けて、祭りなどを実施していることが非常に印象に残った。地域の中で誰かが行動しないと始まらない地域コミュニティである。
    しかし、誰か一人が行動すると多くの人が地域の中でのつながりができると考えられるため非常に良いと思った。今日の話をいかにして我が事として捉える事が今日の振り返りになると考える。新たな取り組みのスタートにしたい。
  • 地域にある様々な団体がつながることにより、さらに地域の現状を把握しやすくなり、地域住民としてのつながりも強くなるのだと思う。団体がつながり、協力する場が明確になることで世間話などをする機会も増え「地域にはこのような人もいるのだ」ということを知り、動きやすくなるのではと考える。