2024年3月14日(木)に社会福祉法人南高愛隣会のLocal Station Flat(諫早市福田町)にて、「長崎多職種連携?たまごの会」「南高愛隣会」「東京TSネット」の交流会を行いました。
「東京TSネット」は、罪に問われた障害のある人への支援を中心に活動してる法人です。メンバーは弁護士や精神保健福祉士の専門職の方々、そして学生サポーターには東京大学や早稲田大学の弁護士や公認心理士を目指す学生たちがおり、共に活動しているそうです。
- 東京TSネットHP https://tokyo-ts.net/
交流会では、「東京TSネット」と「長崎多職種連携?たまごの会」の互いの活動報告や質疑応答を行いました。
また、「南高愛隣会」の職員の方は長崎純心大学の卒業生で、たまごの会のOGでもあるため、設立当初の活動内容であったり、創設の趣旨などを話していただきました。
現場の方々や他大学の学生との交流の機会は滅多にないので、学生達にとって日頃の活動を言語化したり、学びを振り返ったりする機会となりました。
参加者感想
東京TSネットさんとたまごの会との交流会に、たまごの会OGとして参加させていただきました。大学卒業後、たまごの会との関わりが減っていたため、今回のことをきっかけに再びつながることができ嬉しく思います。
私は罪に問われた障がい者への支援に関心があり、南高愛隣会に入職しました。長崎ではそういった人々への支援といえば地域生活定着支援センターなので、東京TSネットという団体についてあまり知りませんでしたが、今回の交流会でメンバーのみなさんから詳しくお聴きし、理解を深めることができました。東京TSネットは民間の任意団体だからこそ、様々なイベントやセミナーを企画したり、関心がある学生を巻き込んだりと、自分たちの発想次第でいくらでも活動の幅を広げていけるのではないかと思います。いろんなところから集まった人たちが、それぞれの価値観や人脈を駆使して、そこからさらにつながりができていく。そんな東京TSネットのつながりのひとつになれたことは大変光栄です。
また、たまごの会の部員のみなさんは志高く、自身の学びを深め視野を広げようとしている姿に驚きました。市民団体への登録、という新たな一歩を踏み出そうとしていることに、卒業生の一人としてわくわくしています。実現したらぜひ、一緒に活動させていただきたいなと思います。楽しみにしています。今回参加されたみなさん本当にありがとうございました。今後もゆるーくつながっていけたら幸いです。 (南高愛隣会職員?長崎純心大学卒業生?たまごの会OG)
はじめに、このような貴重な機会にお声かけいただいた南高愛隣会の皆様、アットホームな雰囲気で交流してくださった東京TSネットの方々に感謝申し上げます。
今回交流させていただいた東京TSネットさんの活動は、たまごの会の活動に通じるものも多く、個々人の将来の展望や互いの団体の今後について共有したことにより、非常に有意義な時間を過ごすことができました。また、学生サポーターの方や、弁護士などの専門職の方とお話した際には、それぞれの視点から福祉や心理、司法のイメージを伝え合い、今後の学びにつながる多くの情報を得ることができました。
社会をより良くしようと活動に取り組んでいる方々との交流は、私にとって良い刺激となりました。今回の経験を通して、専門分野に限らず、私に今できることを精一杯取り組んでいきたいと感じました。 (地域包括支援学科4年生)
この度は貴重な機会を賜ることがかない非常に幸いでした。コロナ禍が明け、これまで滞っていた動向を再始動させる必要がありました。かねてより先輩方が築きあげてこられたものを継承すべくアクションしておりましたが、やはり始動初年期ゆえに諸々の手続き等々に追われ、定期的活動は毎月の勉強会に留まっておりました。
しかしそんな中で今回のお話をいただきました。「外部との交流」という活動形態の『外向』的事象そのものへは無論、それを南高愛隣会さんにて営み、更には先方が東京TSネットさんである、、という一連全てにおき感激しかありません。心理?福祉を履修しております身として、その現場にお邪魔させていただくという経験はそれのみでも大きな学びとなりました。
本県は列島最西端に位置するゆえ首都圏団体の方々とオフラインで活動を共にすることは中々に難しいものですが、今回はそれが叶い、たいへん貴重な機会でした。懇親会も、仲を深められる素敵なトキとなったと感じます。 (地域包括支援学科2年生)
今回初めて東京TSネットさんと交流を行いました。私はこれまで司法に関して触れる機会がなかったため、この交流会を通して初めて罪に問われた障がい者·高齢者の方々への支援について知ることが出来ました。
交流会では、東京TSネットさんの取り組みや他大学での取り組みなど、多くの話しを聞くことができ、私自身の視野も広がり、新たな発見もたくさんありました。弁護士や社会福祉士など、それぞれ立場が異なる職種との連携の難しさや考え方の違いなどがあることを理解することができました。
今日の経験を個人にもサークル活動にも活かし、さらなる発展へと繋げたいと思います。 (地域包括支援学科1年生)