今年も昨年度に引き続き、2023年4月19日(水)に地域包括支援学科の科目である「ソーシャルワーク演習Ⅳ」「相談援助演習Ⅳ」の一環として、受講生の3年生と4年生のが川平町フィールドワークを実施しました。
川平町は通学でよく通る地域ですが、実際に歩いたことがない学生がとても多く、学生達はフィールドワークを通して、これまでに知らなかった川平町の魅力や課題について多くの学びが得られたようです。
また、地域にどのような社会資源があるのか、自然環境や地理的特徴、地域住民の交流、産業等、様々な社会資源に目を向けながら歩く中で、時折地図にメモをしたり、地域の方々とお話したりする様子も見られました。当日は天候にも恵まれ、とても楽しい時間を過ごすことができました。
今後、学生達は、行政や地域住民の方々による講義を受講し、さらに学びを深めていきます。その後、グループワークで地域のマッピングや地域課題と対応策の成果物をまとめていく予定です。
参加した学生の感想
- 私が考える地域の良い点は、植物や農作物が多くあったことです。一軒家が多くあったためか、庭や玄関に綺麗な花や野菜が植えてありました。緑豊かな地域であると、過ごしやすい環境になり、とても良いところであると思いました。しかしながら、歩道が狭く、歩きにくい所等が数多くありました。高齢者や障がい者、子ども等が安心して生活できる地域にするには、どうしていったら良いのか考えていきたいと思いました(3年生)。
- 歩いている時に数名の方に出会い,全員挨拶をしてくれて温かい町だと思った。今まで詳しく知らなかった町を実際に歩いてみて、良いところもたくさん知れたし、課題も知れる良い機会となった(3年生)。
- 畑で作物を育てていたり、川や竹林や、季節の花が見られたり、豊かな自然がある地域だと気づいた。また、思っていたよりも家やアパートが多く、多くの人が住んでいるのだと知った。庭を綺麗に整えている家が多かったり、ゴミ捨て場にほうきが設置してあったりと景観に気を遣っている住民が多いのだと想像し、そのような意識が地域にあるのは良い点だと思った(4年生)。
- 川平町を歩いてみて、バスの中からは見えない景色や普段気づかないことについて知ることができた。自分が考えた課題点を他の人に話したり、他の人が考えた課題点やそれに対する対応策などについて聞いてみたりしたことで、自分が考えつかなかったような内容を共有することができた。自分の中だけで考えを終結させるのではなく、他の人と共有し視野を広げることで新しい視点を得ることに気づく事ができて良かったと思う。グループワークの際には、色んな人の意見を聞くことで、個人のフィールドワークにも活用したいと考える(3年生)。