長崎大学地域包括ケア教育センター及び長崎純心大学医療?福祉連携センター主催で「終末期医療?ケア勉強会」を開催し、「長崎多職種連携?たまごの会」も協力団体として参加しました。
日時:2022年10月29日(土)13時~16時半
場所:長崎大学医学部第2講義室
数年ぶりの対面での勉強会には、地域包括支援学科の学生7名、長崎大学医学部の学生3名が集まりました。
どのように生きていきたいのか、身近な人の亡くなるまでの間をどのように支援できるのか、事例も用いながら考えていきました。学生たちは,1人ひとりの考えをメンバーに伝え、グループで考えをまとめて発表を行いました。
また、勉強会では、ホーム?ホスピス中尾クリニックの中尾勘一郎先生によるレクチャーも行われました。オンラインでの参加者は、レクチャーの視聴からの参加となりました。
レクチャーでは、実際のケースも交えながら、がんに限らず病気や高齢によって衰えていく人にどう寄り添うことができるのか、その人の尊厳を大切にし対話をしつつ、人生の少し先に光を当てていけるように、医学のみではなく心理社会的なケアも大事であることも伝えられました。
参加学生の感想
- 終末期医療?ケアというと死について考えることは正直まだ早いような気がしていたが、結論をださなくとも家族で話し合うことの大切さを学んだため、自分事として捉えるようにしようと思った。
- 緩和ケアにおいて「help dying」ではなく「help living」の視点で患者の生活を助ける際、生活を想像する力はもちろんのこと、「対話」の重要性について改めて気づきました。
「終末期医療?ケア勉強会」については、医療?福祉連携センターFacebookにおいても紹介しています.
※「長崎多職種連携?たまごの会」は、長崎純心大学と長崎大学を中心として、医療や福祉等を共に学ぶ学生団体です。