2022.06.28地域包括支援学科

「相談援助演習Ⅳ」で外部講師(長崎市地域コミュニティ推進室)による授業を行いました(2022/5/18)

5月18日(水)、地域包括支援学科の科目「相談援助演習Ⅳ」において、長崎市地域コミュニティ推進室の皆さんに、「長崎市における地域コミュニティ活動」というテーマで講義をしていただきました。

長崎市の地域コミュニティを支えるしくみや、「みんなで、す~で!ながさき虹色プロジェクト」の取組状況を中心にお話いただき、地域の強みや特色を活かしながら、各地区で様々な活動が行われていることを教えていただきました。

また、地域住民の一人ひとりが地域について関心を持てるように皆で協力する仕組みづくりが求められていることを話され、これから相談援助実習に臨む学生達の大きな励みになりました。学生からの質問に対しても丁寧にお答えいただき、大変勉強になりました。長崎市地域コミュニティ推進室の皆さんご講義ありがとうございました。

授業の様子

学生の感想

  • コロナウイルスが流行している現在でも、地域でできる限り活動を行っていて、コロナを理由に活動を諦めないところが、地域の絆、力が強いのではないかと考えました。私はこの講話を聞き、長崎市は学生や高齢者の1人暮らしが増加していると聞き、誰もが、住んでいる地域に無関心というわけではなく、どのような地域活動をどこでいつ行っているのか知らずに暮らしている人が多いのではないかと思いました。一人暮らしの高齢者の中にはスマホを使用できない方もいると思うので、地域活動について調べる機会が少ないのではないかと考えています。そのような方にこそ地域との交流が必要だと感じました。地域には情報格差の問題もあるのではないかと考えました。私ももう少し住んでいる地域について知ろうと思いました(3年生)。
  • 地域課題はそれぞれの地域で違い、それぞれの地域の特性を活かした地域活動を行っていると感じられた。地域コミュニティ連絡協議会が機能することで地域コミュニティの力が強くなり、地域住民同士のつながりができ、支えあい、安心して暮らせる地域へと近づくことができるのではないかと考えられる。そのためには地域住民が地域課題を意識し、地域に目を向けて活動を行うことが必要であり、普及?啓発が重要になってくると考えられる(4年生)。
  • 今回の講話の中で学んだことは地域コミュニティの大切さとそのコミュニティ形成に向けた第一歩が「地域を知ること、興味を持つこと」であるということだ。まず、地域コミュニティ活動を行うことで、地域の活性化へとつながり、自助や共助のような助け会える地域を作ることが可能となる。さらには、世代間の交流も生まれ、自然と見守りや助け合いの風土が形成されるだろう。従って、地域コミュニティを形成すること、そしてその形成に向けて支援していくことは、地域福祉のためにも重要になってくることを学んだ(4年生)。

 
<関連記事> 「長崎市川平町フィールドワーク」を行いました(2022/4)