2020年5月9日に開催いたしました第13回博士論文公開発表会は、規模を縮小しての開催となりましたが、無事終了することができました。
今後とも人間文化研究科へのご協力、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
長崎純心大学大学院
人間文化研究科長 吉武 久美子
【金 成根さんのコメント】
まず、無事に発表会を終えることができるように、新型コロナウイルス感染症の対応をしながら、発表の準備をしてくださった先生方と大学院に心からお礼を申し上げたいと思います。
発表会では、博士前期課程?博士後期課程を合わせて5年間の成果をご紹介することができました。私は、5年間「日?中?韓」と「カテキズム」というキーワードを用いて、比較の観点から研究をしてきました。
50分という発表時間で、5年間の研究成果を全部紹介することは難しかったのですが、私が今まで読んできた「カテキズム」こそ、昔の宣教師たちが読み手を思い、工夫して書き残した「成果物」なので、論文内容を整理?要約して分かりやすく伝えることも、大事な作業であると痛感いたしました。
自分の研究過程を振り返ると、「適切な表現を思いついた喜び、不適切な表現への迷い」の繰り返しであったと思います。また、学問に対する悩み?論文の書き方に不安を抱くことも多くありました。しかし、5年間ご指導くださった片岡瑠美子先生、丁寧に論文を読んでご意見くださった椎葉富美先生、長野秀樹先生のおかげで、研究により没頭し、今日を迎えることができたと思います。
今は先生方のご指導がなくなり、不安なところもありますが、これから1人の研究者として自立し、大学院の先生方から学んだことを、より深めていきたいと思います。