心理学のなかでも神経心理学という学問領域を専門としています。神経心理学では脳とこころの関係を研究をします。様々な理由で脳に損傷が生ずる場合があり、その結果、思考力や記憶力、感情などのこころの状態に影響が生ずることがあります。このような変化をどのように評価し、支援をしたらよいかということについて考えています。
また、高次脳機能障害の方やてんかんのある方への支援などにも取り組んでいます。神経心理学は生物学的視点、心理学的視点、社会的視点のすべてを必要とするとても面白い領域です。
その他、近年ではマインドフルネスにも興味を持ち、実践と研究を続けています。
基本情報
- 職位?所属
- 学部長
教授 - 学位
- 修士 (心理学) [上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士前期課程修了 2001年3月]
博士(保健医療学)[国際医療福祉大学大学院?医療福祉学研究科?保健医療学専攻 2014年3月] - 専門分野
- 神経心理学
健康心理学 - 研究テーマ
- 高次脳機能障害の評価?支援
てんかん外科治療後の認知機能および心理社会的状況の変化について
マインドフルネス
担当科目
学部
- 神経?生理心理学
- 心理学統計法
- 心理学統計法演習
- 心理学実験
- 心理学応用実験
- 心理実習
- 専攻演習Ⅰa?Ⅰb?Ⅱa?Ⅱb
- 卒業論文
大学院
- 神経心理学特論(保健医療分野に関する理論と支援の展開)
- 心理学特別研究演習
- 心理実践実習
- 人間文化特別研究(修士論文)
主な研究業績
年月 | 著書?学術論文名他 | 掲載誌名又は学会名 |
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2024年1月 | 神経心理検査ベーシック 改訂2版 Chapter 13 検査レポートの作成 | 中外医学社 |
2023年1月 | 日本版EpiTrackの開発と信頼性と妥当性の検討 | てんかん研究, 40, 519-529. |
2022年2月 | テキストマイニングによる公認心理師国家試験問題の内容分析 | 純心人文研究, 28, 153-161. |
2022年2月 | 純心に対するイメージの把握とその活用についての報告~アンケート調査および授業での実践から~ | 純心人文研究, 28, 133-152. |
2018年12月 | 標準言語性対連合学習検査(S-PA)の妥当性に関する検討 | 高次脳機能研究, 38, 414-421. |
2018年9月 | 高次脳機能障害に対するマインドフルネス?トレーニングの効果についての試行的検討 | 長崎純心大学心理教育相談センター紀要, 17, 41-53. |
2016年12月 | てんかん外科治療場面における心理士の役割 -長崎医療センターでの取り組みを通して- |
長崎純心大学心理教育相談センター紀要, 15, 53-63. |
2015年6月 | てんかん外治療後の神経心理学的検討 | 神経内科, 82, 602-607. |
2012年6月 | てんかん外治療後の心理社会的変化、絶望感、手術への満足度について | てんかん研究, 30, 9-18. |
2012年6月 | てんかん外科治療後のリハビリテーションにおける心理士の役割について | 純心人文研究, 18, 187-194. |
社会における活動
- 長崎県高次脳機能障害支援連絡協議会 委員
- 日本高次脳機能障害学会 代議員
所属学会
- 日本心理学会
- 日本高次脳機能障害学会
- 日本認知神経科学会
- 日本神経心理学会
- 日本てんかん学会
- 日本マインドフルネス学会