村岡 三奈子
英文学の歴史は、中世まで遡ること150年。そのジャンルも、演劇?詩?小説と様ざまです。たとえば、シェイクスピアの代表作『ハムレット』や『ロミオとジュリエット』が誕生したのは、今からおよそ400年前。当然、言葉も文化も現代のそれとは大きく違いますが、ことばが紡ぎ出す人間のドラマには尽きせぬ魅力があります。より広い世界認識とより深い自己理解に向けて人間を解き放つ“イマジネーション”と“インスピレーション”――文学の悦びもそこにあるようです。
基本情報
- 職位?所属
- 教授
人文学部 言語文化情報学科/文化コミュニケーション学科 - 学位
- 修士(文学)[九州大学大学院文学研究科博士前期課程修了 平成7年3月]
- [九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学 平成10年3月] - 専門分野
- 英米文学
- 研究テーマ
- ジョン?ミルトンの宗教詩
文学と神学の接点
英語教育
担当科目
学部
- 英米文学入門Ⅰ?Ⅱ
- 児童英語
- 英語科教育法Ⅱa?Ⅱb
- 文化研究入門Ⅱ
- 教職実践演習(中?高)
- 教育実習Ⅰ?Ⅱ
- 文献講読
- 文献講読基礎a?b
- 文献講読演習a?b
- 専攻演習Ⅰa?Ⅰb?Ⅱa?Ⅱb
- 卒業論文
大学院
- 英米文学研究特論
主な研究業績
年月 | 著書?学術論文名他 | 掲載誌名又は学会名 |
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2000年3月 | Milton’s Christ: Logos-Incarnation and Satanic Deformation in Paradise Lost |
「純心人文研究」第6号 |
2001年3月 | ミルトンの光──”Natures light” と “Light from above” をめぐって | 「純心人文研究」第7号 |
2005年3月 | ミルトンの救済史──『楽園の喪失』と「イザヤ書」との対話 | 『英文学と道徳』 (九州大学出版会) |
2009年3月 | 祝祭と<地獄浄め>──『十二夜』論 | 「純心人文研究」第15号 |
2011年3月 | “Giving to death, and dying to redeem”: Paradise Lost における「知識の樹」の贖罪論的考察 |
「純心人文研究」第17号 |
2016年3月 | 「ヤコブの手紙」釈義的考察 | 「純心人文研究」第22号 |
2017年3月 | 英語教育における文学的パースペクティヴ | 「純心人文研究」第23号 |
2017年3月 | 「英語科教育法」の指導 (1) ── 模擬授業の実践と評価 | 「教職課程センター紀要」第1号 |
2018年3月 | イサク奉献の物語 ── 文学的視座からみたルターの義認論 | 「純心人文研究」第24号 |
2018年3月 | 小学校英語教育の現状と課題 ── 新学習指導要領をふまえた音声指導 | 「教職課程センター紀要」第2号 |
2019年3月 | 荒野の聖餐──詩篇第23篇における文学的モチーフ (1) | 「純心人文研究」第25号 |
2019年3月 | 「英語科教育法」の指導 (2) ── 模擬授業の実践と評価 | 「教職課程センター紀要」第3号 |
所属学会
- 日本英文学会
- 日本ミルトン?センター
- 日本福音主義神学会