大学で学んでいること

「心理学?カウンセリングコース」に所属し「心理学」を専攻しています。「心理学」は、私たちにとって身近なものや関わり深いものを対象としていて、その学びも幅広く、臨床、理論、実験など様々。私は公認心理師の受験資格を目指しているため、「心理実習」にも参加しています。「心理実習」では、座学だけでは学ぶことができない、現場ならではの学びや気づきがありました。
また、純心大学では、別のコースや他学科の授業を受けることができます。自分が専攻する分野の枠にとらわれすぎないように、福祉の授業や、こども教育保育学科の授業も履修しています。将来、円滑な多職種連携を行う上で、他の職種への理解も求められると考えます。自分が専攻する分野との共通点やアプローチの違いなどを発見することもでき、専攻以外の分野を学ぶ大切さを感じています。


大学で学んでいること

好きな授業、おすすめの授業

高校までの授業とは異なり、大学の授業は自分の興味に合わせて選択することがほとんど。面白いものが多いと感じています。一つに絞るのは難しいので、二つご紹介します。
一つ目は「心理学実験」。授業では、受講生や身近な人に実験参加者となってもらい、心理学式のレポートを書いていきます。最初は、慣れないことばかりで難しく感じましたが、授業を通し、心理学のレポートの構成や書き方を把握できることや、関連する先行研究を自分で探して考察する作業が楽しかったです。
二つ目は、「純心の継承と開発Ⅰ」(2024年度カリキュラムより「デザインプロジェクトⅠ」)。授業では様々な体験ができます。純心伝統のアップルパイを作ったり、年度によっては、企業とコラボした商品開発を行ったりします。私が受講した時は、学内施設のロゴづくりに取り組みました。ロゴを作る際は、様々な企業のピクトグラムを調べたり、自分の考えたロゴをプレゼンテーションしたりという貴重な経験ができました。受講生は他の学科からも多く、学科や学年を超えた交流ができることも魅力です。

大学生活で成長したと感じることや、自分自身の変化について

積極性が以前よりも高まりました。大学では、主体的な行動が求められ、発表やグループワークを行うことが多くあります。その中で、積極的に参加しなければ、なかなか前に進まないことに気づき、自分から行動することや意見を発言することができるようになりました。また、授業についての疑問や考えを先生に話すと、そこから話が広がったりするのが楽しく、より学びが深まるため、授業後に先生方に話しに行く機会が増えました。
また、大学ではレポートを書くにあたり、主観性だけでなく客観性が求められるため、根拠を持って自分の考えや意見を述べられる力が少しずつ身についてきたと思います。


自分自身の変化

純心大学の良いところ

少人数(30人前後)の授業も多く、何か疑問や質問があればすぐに先生に聞くことができる点です。先生方も質問をすると、丁寧に答えてくださるので、話しやすいと感じています。
また、「多職種連携」に力を入れており、様々なプログラムが用意されていることも魅力です。特に、3年の「地域包括支援論B」では、長崎大学医学部との共修授業を受けます。他の専門職を目指す学生と意見を交わし、共に課題に取り組む機会はなかなかないと思います。将来、現場に出ることを見据えたプログラムは専門職を目指す学生としては魅力的です。
そして、他学科の授業も履修できる本学の制度も、興味の幅が広い人には大変魅力的だと思います。


純心大学の良いところ

「純心大学で学びたい」と考えている方へ

大学で学ぶということは、想像がつかないことが多く、不安に感じている人も多いかと思います。
大学は高校等と比べると非常に自由なのが魅力。時間割を決めること、コースを決めること、バイトをすることも自由です。
しかし、自由ということは、自分で決められる分、責任を感じることも増えます。たくさん遊んで過ごすやり方もあれば、資格や目標に向かって勉強を頑張るというやり方もあります。決めるのは自分自身だからこそ、自分の気持ちを大切にしながら学んでいけると良いのではないかと思います。

心理学を専攻したいと考えている方へ
心理学に対して、「人の心を読む」というイメージを抱いている方もいるかもしれません、そのようなイメージを持った方からすると、先生たちは「人の心を読むことのできる魔法使い」なのでしょうか?
結論、本学に、魔法使いは居ないはずです。よって、私たちも「人の心を読む魔法」については勉強していません。どんなに勉強しても人の心は読めないのです。大切なのは、「人の心を理解しようとする」スタンスです。もちろん、他者である以上すべては理解できません。その点も理解した上で、様々な方法を使って、他者の心の見立て、心理支援を行っていくことが大切なのではないかと考えます。その方法は、行動や表情から考える方法もあれば、身体反応から捉えていく方法等、様々あります。人の心は目には見えない分、正確に捉えることはできず、どのように捉えていくかも難しいです。
だからこそ、探求していくのが面白いのではないかと思います。皆さんが思っている以上に、 心理学の分野は幅広く、例えば、記憶、脳機能、パーソナリティという典型的な研究もあれば、近年では、オタク、ゲーム、VRに関する研究もあります。そのため、あまり心理学に興味がない人でも、自分の好きなことと結びつけやすいのも魅力です。心を捉える方法が多い分、対象が幅広い分、自分がしっくりくる心のとらえ方や分野があると思うので、探すことをぜひ楽しんでみてください。

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