福祉や心理の専門職を目指す学生のための「多職種連携教育」

住み慣れた地域で誰もが生活を営むことができるように、医療や福祉、心理など多くの職種の専門職が連携して支援を行うことが求められています。

多くの職種の専門職が各々の専門性を活かした支援を実現するためには、自分とは異なる専門職の専門性を理解し、互いを尊重することを学ぶ必要があります。

そのため、福祉や心理の専門職を目指す学生が学ぶ本学では、医療の専門職を目指す長崎大学医学部と連携して、独自の先駆的な「多職種連携教育」を行っています。

長崎大学医学部との共修授業

「地域包括支援実習」(1年次より履修可能:8月末に実施)

  • フィールドワーク(医療、保健、福祉施設の見学)
  • 医療系学生との事例検討
  • 各地の地域医療及び福祉に尽力してきた講師による講義

「地域包括支援実習」は、医療、福祉、心理学などの分野で学ぶ学生たちが、五島や平戸で行うセミナー合宿です。

講義、グループワークによる事例研究、地元の病院や施設の訪問等を通して、地域における多職種連携の必要性について理解を深めながら、地域医療や福祉の現状を学びます。

「地域包括支援論B」(3年次より履修可能:10月に実施)

  • 全国でも先駆的な大規模な共修授業
  • 医師や看護師などを志す学生との事例検討
  • 医療や福祉に関する講義

事前講義(本学学生のみ)では、専門職の役割、地域包括ケアに関する法制度等、様々な内容の講義が行われます。その後の共修授業では、長崎大学医学部生との事例検討を通して、地域包括ケアにおける多職種連携についての理解を深めます。