2024.06.13心理教育相談センター

心理教育相談センター講演会「マインドフルネスとこころの健康」を開催しました(2024/5/25)

心理教育相談センターでは、5月25日(土)に第22回 長崎純心大学心理教育相談センター講演会「マインドフルネスとこころの健康」を開催しました。

学生や現場の対人援助職(公認心理師?臨床心理士?看護師?介護福祉士?精神保健福祉士等)だけでなく、本学学生の保護者の方々など、幅広い地域のみなさま方のご参加があり、本学スタッフと合わせると100名以上になりました。

講演では、慶應義塾大学マインドフルネス&ストレス研究センターの佐渡充洋センター長(精神科医)より、マインドフルネスがなぜ現代人のメンタルヘルスに寄与するのか、具体的なエピソードを用いてわかりやすくお話しいただきました。

さらに、ワークを通じ、「今この瞬間の体験に気づき、ありのままにそれを受け入れる方法」であるマインドフルネスを実際に体感することができました。

ワークでは五感を通しレーズンをじっくり観察する「レーズンエクササイズ」を実施しました。近くの人と体験を共有したり、ご発表いただいた参加者の方と佐渡先生とのやり取りを通し、参加者それぞれにさまざまな体験が生じていることが共有されました。

講演終了後には、フロアからの質問に大変丁寧にお答えいただきました。

また、ご所属先である慶應義塾大学マインドフルネス&ストレス研究センターのホームページに掲載されているマインドフルネス瞑想の動画?音声のご案内もありました(https://csr.keio.ac.jp/instruction/)。

参加者の感想

以下に事後アンケートにおいて、ホームページへの掲載をご了解いただいたご感想の一部をご紹介します。

  • マインドフルネスを際に体験することができ、学びが深まりました。これまで、マルチタスクの日々を過ごし脳疲労が蓄積されていることに気づきました。一回立ち止まり、することモードからあることモードに切り替えながら生活していきたいと思いました。ありがとうございました(20代)
  • とてもわかりやすい内容で、自身の心や体に目を向ける良い機会にもなりました。特にレーズンを使った体験は、今まで経験したことがなく新鮮な気持ちで取り組むことができました(30代)
  • 人間はマルチタスクに元々弱いことや、全体を俯瞰することの大切さを教えていただき、気持ちが楽になりました。自分の呼吸が浅く、速くなっていることにも気づくことができてよかったです。またこのような会に参加したいです(20代)。
  • 大変興味深い講演でした。入門書を読んでも何となく納得できなかったことがようやく理解できました。先生のわかりやすいご説明のお陰です。ご所属のセンターのサイトも拝見します。ありがとうございました(60代)。
  • 「今、この瞬間に気づき、ありのままを受け入れる」。マインドフルネスは、今のこの感覚に注意を向けつづけることで、自身の内的な体験に気づきを促し、慈しみのまなざしで自分を受け入れることにもつながっていくことを実践しながら学ぶことができました。自分にも周りの人にやさしくなれそうな気がしてきました。ありがとうございました(40代)

改めまして参加いただいたみなさま方、多くの貴重なご意見をいただいたみなさま方へ感謝申し上げます。今後もみなさま方のご要望に添えるような講演会を企画していりたいと思っております。今後ともよろしくお願い致します。