本学地域包括支援学科3年生の松本百加さんが「心理学検定」の特1級に合格しました!
「心理学検定」は一般社団法人日本心理学諸学会連合が行っている、心理学に関する基礎知識を客観的に評価する検定試験です。試験問題は全部で10科目(A領域5科目、B領域5科目)あり、幅広い知識が問われます。合格した科目数で認定される級が決まりますが、松本さんは2回目の受験ですべての科目をクリアし、特1級の認定を受けました。なお、第15回?理学検定の2級合格率は32.75%、1級合格率は28.27、特1級基準達成者は11.06%でした。
今回、この狭き門を突破した松本さんに受験の理由や勉強方法、大学での学びなどについてインタビューをおこないました。
はじめて受験したのはいつですか?
受験しようと思った理由を教えてください。
はじめて受験したのは2年生の夏です。その時はA領域を受験し、今回(3年生の夏)はB領域を受験しました。もともと心理学を学びたいという思いが強く、公認心理師の試験勉強にもなると思ったからです。
2回目のチャンレンジで特1級に合格とはすごいですね!
どのような勉強を行いましたか?力を入れて取り組んだことなどがあれば教えてください。
主に公式問題集、一問一答集を、解説部分も含め徹底的に読み込みました。公式テキストだけでは理解できないところは、心理学検定のHPに載っている推薦書籍を参考にしました。勉強方法としては、覚えたことを書きだしながら説明するなど、アウトプットを意識した学習に力を入れました。普段の学習に加え、試験前3週間くらいは予定がある日以外は勉強づけでした。
心理学検定を受験して良かったことはありますか?
心理学検定を受験した感想を聞かせてください。
大学の授業でまだ習っていない分野もあり、それを自力で勉強するのは大変でしたが、授業の予習になったため、その後の授業内容が頭に入りやすかった点です。心理学の奥深さを改めて知ることができ、より学びたいという気持ちが増しました。特に今回受験したB領域の試験問題は難しかったため、合格がわかったときはとても驚きました。特1級への合格に満足することなく、今後も自己研鑽に努めていきたいと考えています。
心理学検定を受けたことがない1,2年生やこれから大学で心理学を学びたいと思っている高校生にメッセージをお願いします。
私は、大学の授業と並行して心理学検定の勉強をすることで、心理学がさらに好きになりました。目標に向かって努力することは、自身の成長にも繋がると思います。心理学検定は、心理学を幅広く学ぶことができるので、心理学に少しでも興味のある方にお勧めしたい検定です。
松本さんは心理学検定以外にもいろんな活動に精力的に取り組んでいるそうですね。
力を入れて取り組んでいることや今後の目標について教えてください。
サークルをはじめとする諸活動や情報系の資格取得に力を入れています。サークル活動では、長崎多職種連携?たまごの会とECO JS ECHOに所属し、日々刺激を受けながら活動しています。特に、たまごの会の活動では、勉強会への参加や他大学との交流を通して視野を広げることができました。
サークル以外の活動では、空き時間に南高愛隣会の利用者調査アルバイトに参加していますが、授業での学びが活かされていると感じています。昨年は調査者としても参加したため、実際に利用者の方とお話しできる貴重な経験となりました。また、専門としたい心理学に加え、医療や福祉にも関心を持ち、多職種連携を実践的に学ぶことのできる共修授業へ積極的に参加しています。その他、情報系の資格にも興味があり、パソコンスキルを身に付けるためにMOSを積極的に受験しています。今後は、ITパスポートやパソコンインストラクターの資格に挑戦したいと考えています。
これらの取り組みを通して、学ぶことや挑戦することが楽しいと感じています。それは、純心大学が恵まれた環境であり、親身になってご指導くださる先生方や高め合える仲間に出会うことができたからだと思っています。将来は公認心理師の資格取得を目指しているので、様々な取り組みで得た学びを武器とし、周りへの感謝を忘れず、これからも学び続ける姿勢を大切にしていきたいです。
生き生きとした表情で話す松本さんが印象的でした。松本さんのように様々なことに興味関心を持ち、チャレンジすることで大学生活は豊かなものになるでしょう。対人援助職には、視野の広さや思考の柔軟性が求められるため、多岐にわたる活動やそれによって得られる経験は将来必ず役に立つと思います。みなさんも、大学生活を楽しんでください。そして、心理学が好きな人は、はじめの一歩としてぜひ心理学検定にチャレンジしてみてください。
<参考>心理学検定ホームページ https://jupaken.jp/
(聴き手?文責:三浦)