コロナ禍の影響で延期となっていた、2年生の「感覚」の特別演習と2日間のモンテッソーリ教育特別実習Ⅰが5月?6月に実施されました。10月に行われる5日間の実習に向けて、日頃の練習の重要さを実感する時となりました。
モンテッソーリ特別演習
直前までしっかりと練習し特別演習に臨もうとする姿が、授業の空き時間や放課後見られました。当日は指導教員のアドバイスを受け、より良い振り返りと学びの1日となりました。
- 今回の特別講習では細かいところまでの復習が出来ていなかったため、理解していなかった部分が分かり、やり方でも勘違いしていたところを再確認することができた。学んだことを、今後の活動に生かしていきたいと考えている。(譜久山小雪)
- 今回の特別演習では、正しい提供法を身につけるだけではなく、子どもにとって分かりやすく、やりやすい提供を十分に考え、その子の様子に合わせて声掛けや進め方を変えていくことが大切だと学んだ。今回いただいたアドバイスを活かし、さらに練習を重ねていきたいと感じた。(山口優希菜)
- 私は今回の特別演習で、活動の展開やステップを確認しながら行うことで、今までバラバラに思えていた活動が繋がっていくのが分かった。また、自分が理解できていなかった所や、押さえておきたいポイントなどを改めて知ることができ、今後の練習に活かしていこうと思った。(小城 都空)
- 感覚の総練習を得て、「感覚」が子どもの「知的発達」に影響を与えるということが実感できた。また、感覚教具は子ども自身の五感を刺激する大きな役割があるのだということを感じた。子どもにとって1番わかりやすく、教具を感じやすい提供法を身につけることが大切であると改めて実感することができた。(松崎彩花)
モンテッソーリ教育特別実習Ⅰ
特別実習ではクラス(教室)に入り、近くで子どもの様子や先生方の関わり方を観察することができ、ミーティングを通してより学びが深められました。
- 2日間の特別実習を終えて、現場の保育者は子ども一人ひとりに合った援助を行っており、常に環境に気を使っていると感じた。前回の実習に比べて、今回は感覚教育の教具を学んだ上で見学したため、子どもの様子を観察しながら提供法を考え、子どもが分からなかった時の対応の仕方などを想像するなど実際に保育の現場に出たときのイメージをもつことができた。普段の授業では学ぶことが出来ないことを、たくさん吸収できた実習となった。(久保田憩)
- 1日目と2日目を通して感じたことは、私が思っていたよりも子どもたちがお仕事を楽しんでいたということ。年中の男の子は、あけうつしを1回したら、次は「切る」の教具を持ってきたりして色んなお仕事をしていた。幾何立体を先生と一緒にしていた年中の女の子は、1回触るだけじゃなくて、しばらくぐるぐる触っていて、たくさん触りたいという気持ちを感じとることが出来た。ミーティングの際に「みんなそれぞれ敏感なことはあるからなにも特別じゃない」という園長先生の言葉がとても心に残った。(佐藤ひかる)
- 今回の実習は実際に保育者が子どもに提供している姿を観察し、対応の仕方や配慮について知る機会となった。また、モンテッソーリ教具の提供や日常の生活において、子どもが一人でできる場合は見守ることが大切だと感じた。子どもにとってその活動ができるのか、まだ難しいのかについてしっかりと判断することの重要さをあらためて実感した。(髙橋優歩)
- 今回の特別実習では初めて教具に取り組む子どもたちを間近で見ることができ、多くの学びや発見があったと感じている。また、観察していて、子どもが自分でお仕事をやり遂げたいという気持ちが伝わってきた。まだ、提供法を学んでいる途中だが、子どもたちに実習などでしっかり提供できるように、日々の練習を頑張っていこうと思った。(森林花菜)
- 今回のモンテッソーリ教育特別実習Ⅰを通して、保育者の言葉掛けや子どもたちに対しての関わり方を深く学ぶことができた。実際に現場を訪れることで気づくことがたくさんあり、とても貴重な経験となった。保育者はその子が納得いくように、必要な手助けをすることや提供法通りに行うのではなく、個々の発達段階に合わせて関わっていくことの重要性を学ぶことができた。(永戸杏奈)
- 今回、日頃学内の学びの中で疑問に思っていた部分が、実際に子どもを観察することによって理解することができた。また、子どもの年齢と教具の関係、子どもの理解度や個別差などが見えてきたので、今後もっとスキルをあげて10月の実習にむけて頑張りたい。(西瑞季)
観察の様子
今回は廊下からだけではなく、クラスにも入って子どもの様子、先生方の関わり方などをじっくりと観察しました。
ミーティングの様子
観察した後は学んだことや感じたことを分かち合いました。
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