「教育とICT活用」の授業は、以下の点を目標としています。
- 情報機器の整備のうちハード面と指導のソフト面の基礎的な内容を理解するための学びを行う。
- ICT活用した授業の実践や児童への指導法が分かるために、指導事例を知る等の学びを行う。
そこで、3回に分けて、9教科の授業実践を行いました。
この日は、国語と算数、家庭科の模擬授業を行いました。ここでは、家庭科の様子を紹介します。
家庭科の授業
5年「食べて元気に」
本時の目標は、「食品に含まれている栄養素の主な働きにより、食品を五大栄養素のグループに分けるこ とができる。」
そこで、ICT活用をし、バランスの取れた味噌汁の具材を考えてイラストから選ぶことができる内容を設定していた。
食品がどこの栄養素の枠に入るのかをそれぞれが考えて、食品のイラストを入れていきます。
全体で確認します。
授業の最後に、授業実践と、これまでの講話について振り返りを学生がレポートにまとめました。
学生の振り返り
- <学生H>家庭科の実践授業を行い、初めてCanvaを授業に取り入れた。先生か ら、「ICTを使うための授業ではなく、 ICTを使うことでより良い授業になるために活用する」と指導があり、そのことを最も心がけながら授業を作成した。食品を栄養素で分ける活動を、Canvaを活用し、文字ではなく写真を選択し何度も訂正することができるようにした。
しかし実践授業では、想定外のトラブルがありICTの活用は難しいと実感した。タブレット で操作するとパソコンとは違う動きがあることを今回の実践で分かり、ICT機器どれにも対応できるようなものを考えなければならないと分かった。しかし、私たちのねらい通り、写真を見ながら分類分けすることができるというのは分かりやすくてよかったという声もあり、これが活用するということなのだと実感できた。 - <学生T>教育とICT活用の講話で特に印象に残ったことは、長崎教育研究所の相浦係長がお話された、ICTを用いる場面での著作権についてである。
Canva内の素材については、基本はフリー素材であることから安心して使うことができる。しかし、それ以外のサイトから画像を入手することは、 容易にしてはいけないことなのだと改めて実感した。相浦係長は、?授業内で使用する?場合は、使用可能だとおっしゃっていた。この話を聞いていなければ、何も知らずに児童に 情報を入手させていたかもしれない。
著作権に限らず、情報モラルに関しては、私も曖昧な部分があるため、今後積極的に学び、正しい知識を身につけていきたいと考える。
科目担当 岩瀬 由佳